懐古主義
とりあえず数種類のソフトウェアサンプラー、シンセを使って見ましたが、
年寄りにはどうもハードウェアのほうが信頼も愛着もあって、ついつい音を鳴らすにはハードウェアに頼ってしまいます。
最新の環境で音楽をやられている方は、いまさらハードウェア?的な少し下に見た感じの意見を目にすることが多いのですが、弾いていて気持ちいいのは断然ハードウェアです。(僕には)
最近思い余って手を出したのが、KORGのTR61なんですが、

昔持っていた、TR-RACK発売より8年ほど?後発で発売された音源。
トライトンと同じHIシンセシスという名目に惹かれ購入しました。
はっきりいって、ワークステーション機能や、アルペジエーター機能なんていらなかったのですが・・・
TR-RACK、TRITONで、どちらのシンセもこの音色いい音だな〜と思っていた強い記憶があるので、
その後継機種にあたり、TR-RACKよりも内臓波形が2倍に拡張された音源!
きっと、いいものだろうと思いましたが、所詮エントリーモデルですね。
生音はことごとくだめです。
オルガンはいい音してますけど・・・
ピアノ終わってる。

いまさら現行機種ではないこれを選んだのは、アフタータッチがついているからです。
今のシンセってどこを見渡しても、上位グレードしかアフタータッチが搭載されていないんですよね。
M50にしようと思ってたのですが、非搭載・・

ま、まあ、TRITONの印象もあり、同じエンジン?を積んだこれにしようというわけになったのですが、
音色は及ばないし、鍵盤の質も悪い。
アフタータッチの質も・・・
ぱっと弾いた感じは、しっとりとした鍵盤のように思えるのですが、なんとなく、バネに押し返されるような感覚があり、早いパッセージをスタッカートに弾く分にはいいんですが、テヌート気味に丁寧に演奏するのは不可能ですね。

20年前のDX7sの鍵盤に負けているではないですか。

ベロシティーによる音色の変化も乏しいので、シンセ系の音色に重点を置くしかないのでしょうけど、
私、シンセ系の音色使いません。

なんだかんだ言いながら、音色チェンジのレスポンスのよさと、Y軸への音色の変化など楽しい部分もたくさんあり、鍵盤弾くにはハードウェアが気持ちいいなと思ってしまいました。